♪♪春の小川はサラサラ・・・血液サラサラのクスリ♪♪
狭心症、心房細動などの心疾患、脳血管疾患、閉塞性動脈硬化症、血栓塞栓症などの循環器疾患などなどで
血液凝固阻止剤(ワーファリン、バイアスピリン)などのクスリを服用している方に対する治療上の注意。
心臓疾患と脳血管疾患になる割合は、高齢になるほど急カーブで上昇しています。製薬会社も循環器関連の新薬開発により一層力をそそいでいます。
内科、循環器科にかかって、血管や血圧のおくすりをいただきながら、当治療院でハリ治療にかかっているかたは、かなり多いようです。
当ロイヤル治療院は院長が薬剤師・臨床検査技師・鍼灸師でもあります。こうしたおクスリをいただいている患者さんには十分な注意をはらって治療をおこなっています。
循環器のおクスリを服用しているからには、動脈の閉塞や梗塞に対する治療薬、予防薬の投与を受けていることを、私たちは念頭に入れております。
わたしたちロイヤル治療院スタッフはハリを何センチかの深さに打つのですから、ハリが血管などに影響をおよぼすリスクはあるわけです。 このとき血液凝固阻止剤を長期にわたって服用している患者さんがたにたいして、十分注意をはらわないで治療しますと、出血がなかなか止まりにくい状況になったり、患者さんに不安をあたえることになり、さらには主治医先生の診療にまで迷惑をかけてしまうこともあります。
したがって、こうしたことには細心の気配りをしながら治療をしております。。
たとえば、おくすり手帳をお持ちであれば、そうした薬剤の確認。お持ちでなければ納豆やクロレラ、ブロッコリーなどの制限の有無、小児用バファリンをいただいているか、などで聞き取り等をしています。
皮下出血したばあいも、十分な説明をいたしております。
歯科領域では抜歯ということもあってその点については、投薬の有無の確認、対応にかなりの配慮がなされています。
ところで、ひとくちに血液を固まりにくさせるクスリといっても多種多様の薬剤があるわけです、ごくかんたんに分けると予防薬と治療薬の2系統になります。
まず、血栓にならないようにする予防薬では良く使われる経口薬(飲み薬)で、抗凝固剤として血液が固まってしまうのを防ぐクスリのなかでワルファリンカリウムを服用している患者さんが多いです。
これはドクターから前述のように『納豆を食べるのをひかえるように』『クロレラ、ブロッコリーをさける』との指示、注意をだされていることが多いので、お尋ねします。納豆を控える理由は薬剤が納豆菌の産生するビタミンKと拮抗する(打ち消しあうこと)ためです。
またもともと痛み止めである小児用のバファリン、バイアスピリンを投薬されている患者さんも多くみられます。 これは海外で少量のアスピリンは血液が固まるのを防ぐ新たな作用が判明されたからです。また副作用も少ないので多用されています。